懸賞小説忘備録日記:小学館「第二回おいしい小説大賞」チャレンジのきっかけは?

小学館「第一回おいしい小説大賞」を知ったのは、2019年夏ごろ。

「あぁ、おいしい小説書きたいな。書いてみたい。」と強烈に思ったのですが

仕事が立て込み、全国試合の特訓やイベント運営が重なって

どうしても小説を書く時間が無い。

 

でも、選考委員があの小山薫堂さん!あの「料理の鉄人」ではないですか。

 

感動して今でも忘れられない「ピエールガニエール対決」は今も脳裏に浮かびます。

多分、1996年あたり?放映でしょうか。当時パリにいて友人のアパルトマンで

日本から送られてきたビデオを見たのですが、

あの頃、フランスのバブルが破綻したのか郊外でミシュランの星付きレストランを経営していたピエールガニエールが自らのレストランを破産させてしまったころだと思うのですが、この番組を見るまでは、雑誌のインタビュー記事を読んでは

「傲慢で高慢な鼻持ちならないイケメンシェフ」だなと思っていたのですが、

(だって「どんなにパリの郊外にあろうが、交通の便が悪かろうがお客はおれの料理を求めてやって来る。的な、コメントが多かったような。アイドル化していたころでしたから。)

画面に映り出された彼は髪の毛を振り乱し、

一心不乱に勝ちを取りに行くためにフランスの古城を材料や調理器具を求めて駆けずり回り、その生きざまに感動して今も忘れられません。

 

それにブリア=サヴァランの「君がどんなものを食べているかを言ってみたまえ、

君がどんな人間かを言い当てて見せよう」と

小山薫堂さんから「小説書いて送ってね。」とお誘いを頂いているようではありませんか。(激しい妄想は心地のよいものです。)

 

しかし、ガチガチに仕事やスケジュールが立て込んで

家に帰れば疲れて寝落ちしている日々では、小説に取り組む時間が無く

「あぁ、書いて送ってみたいなぁ」と、気持ちだけ残して流しておりました。